現状の医療技術で治療を行うこと

 医療従事者となる上では医療に関わっていて知識がある人と、それほど知識のない一般の患者とでは医療に対する理解が大きく異なる点を留意しておく必要があります。患者は常に医療を施してもらうことで、病気を治療して元気になれると考えている場合が多いことを知っておかなければなりません。医療の発展が目覚ましいことがマスメディアによって報道されていることを受けて、医療によって何でもできるという誤解をしている患者は多く、高望みをしていることが多々あるのが現状です。しかし、それは医療に関する知識がある人から見れば高望みであるものの、病気に悩まされている患者から見れば切実な思いであることも確かです。
 医療は何でもできるという誤解を持っていることも多いものの、切実な思いをただ表現しているだけのこともよくあります。その表現がうまくできないために、無理なことや理不尽なことを告げられてしまうこともありますが、それに対して動じない心構えを持っておくことが大切です。あくまで、患者は治療をしてもらうために来ているということを理解しておきましょう。それに対して真摯に対応する心構えをしておかなければ、医療従事者として患者に認めてもらうことは難しくなってしまいます。それによって適切な信頼関係が生まれると適切な医療が行いやすくなり、指導内容も患者がよく理解して実践してくれるようになるのです。どのような高望みをされたとしても医療の現状を伝えて、今できる最大限のことを行っていくようにしましょう。